査定当日に売却できる場合もある不動産買取
不動産買取は、売りたい不動産を不動産会社が買い取る方法です。仲介売却と比べて査定価格は下がりますが、金額に納得できれば査定当日に取引を成立させられる場合もあります。ただし、不動産の状態によっては買取に応じてもらえないなど、費用面以外のデメリットにも要注意です。本項目では、不動産買取をおすすめできる物件の特徴などを詳しく解説します。
目次CONTENTS
不動産買取の概要
不動産買取とは、物件や土地を不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。買い手を探す手間がかからないため、できるだけ早く現金化したい方に向いています。
その他にも仲介手数料がかからないこと、内覧の準備が不要なことなどのメリットがありますが、仲介売却と比べて売却価格が安いこと、不動産の状態によっては買取に応じてもらえない可能性があることはデメリットです。不動産買取の特徴を正確に把握して、ご自身の理想に合っているか確認しましょう。
不動産買取のメリット・デメリットを3つずつご紹介
不動産買取のメリットは次のとおりです。
- 短期間で売却できる可能性が高い
- 内覧に対応する手間を省ける
- 訳あり物件(事故物件)でも売却しやすい
不動産売却における買い手は不動産会社です。宣伝活動を行いながら買い手を見つける手間がかからず、速やかな売却を見込めます。また、一般からは買い手を見つけにくい訳あり物件を売却しやすいこともメリットです。一方で不動産買取には以下のデメリットがあります。
- 売却価格が安くなりやすい
- 不動産の状態によっては買取を断られる場合がある
- 最終的な売却先が分かりにくい
素早く売りやすい一方で、売却価格が安くなりやすく、状態によっては買取を拒否される場合がある点はデメリットです。また、売却する不動産が最終的に誰の手に渡るかが分かりません。相続など思い入れの強い物件の場合、この点に不満を覚える可能性があります。
不動産買取をおすすめできる物件の特徴
不動産買取をおすすめできる物件の特徴を4つピックアップしました。ご自身の希望にマッチするかどうかを確認し、不動産買取の依頼を検討しましょう。
- 時間をかけずに売却したい物件
- 孤独死などが発生した訳あり物件
- 近所に住む人など他人に知られずに売却したい物件
- 内覧の申し込みが少なく売却しにくい物件
不動産買取のメリットは速やかに売却が完了することなので、相続のタイムリミットが迫っている場合など、できるだけ早く売却したい物件に適しています。宣伝活動なしで不動産売却できるため、内覧に備える手間を省きたい人、近所に住む人に売却していることを悟られたくない人も満足しやすいでしょう。
また、孤独死などが発生した訳あり物件や、内覧の申し込みが少なく不人気な物件を売却しやすいことも不動産買取の特徴です。まずは不動産仲介で高額売却を目指し、何らかの事情により買い手が見つからなかった場合に不動産買取にシフトして売却する方法もおすすめできます。
なるべく高い査定価格を目指すなら